トガビトノセンリツ感想 ゲームとか | 2013-10-24 Thu

ポケモンは殿堂入り後封印中。楽しいが故にやばいので…。メリープもふもふできないことに絶望した。もふもふもふもふもふもふしたいよおおおおおおおおおおおお


　本題・WiiUのトガビトノセンリツの感想。
　いわゆるデスゲーム物なので、なんというか、鬱々しい。そして残酷な表現、展開。登場人物も相応に壊れていくので、なんかもう「僕らはみんな病んでいる」、みたいな状況に。初めからわけありの集団ではあったけど。
　ヤンデレっていうか病んでいるキャラが好きなので、ちょっと気持ち悪い感想になってしまった……。


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　元はスマホなどで出ていたみたいで、UIとかもそんな感じ。まあノベルゲーですし。
　2周やって、とりあえず、ストーリーは好きな方。好みではないけど。テンポというか会話のノリ？が若干肌に合わなかった。

　ストーリーの出来は個人の好みによるもんだと思ってるけど、システムは正直お粗末。ノベルゲーの移植くらいまともにやってよ、と思うくらいに。

・メニューやセーブ画面が開かないことがある。動いてはいるけど表示されない状態で、見えないカーソルを動かしてセーブするむなしさ。
・セーブロードの挙動が変なことになることがしばしば。まあこれは2周目要素のフラグがなんか変なことしてたのかなって思ったけど。
・画面切り替え時にウインドウの表示一瞬妙なことになってる。プレイには何らさしさわりはないけど……。
・バックログ表示でなぜもたつく。しかも表示できる分量が少ないっていう謎仕様。ついでに十字キーおしっぱスクロールできないっていう、なんというかこう、いやまあタッチでスクロールすりゃいいんですけど、ねえ。
・未読部分も容赦なくすっ飛ばしてくれるスキップ機能。きょうびフリーの同人ゲーでも（ry
・セーブ箇所少ない。選択肢そんなにないから困りはしなかったけど。

　こんなかんじで、システム部分に関してはひどいものでした。CSに出すならもうちっと手を入れてくれたっていいじゃないの。ベタ移植でもいいけど元からこんなんだったの？
　システムじゃない部分の不満としては、最初の選択肢までが長すぎだろう、ってことだなー。プロローグがイマイチで投げようかとも思った。展開を知ってて、キャラにも思い入れがある上での2周目はそこまででもなかったけどね。


　デスゲーム物ってことで、登場人物達がことごとくアレな感じ。しかし征史郎が大好きです。完全にツボにはまって悔しい。
　まず見た目が好み。メガネがなければなおよいけど仕方ない。
　性格というか、立ち位置がおいしすぎる。隣室に当たってくれた時の安心感といったらない。
　なによりその生き様と死に様がクリーンヒット。猟奇的な方向性に行ってしまうキャラ達の中で、一番美しいねじ曲がり方をしてる（主観です）。綺麗なひねくれ方をしている病んでるキャラ大好き。ただ病んでいるだけでは駄目、刃物振り回してればいいってもんじゃない、醜いひねくれ方は好きじゃない。まあ、ニッチな趣味です。
　そして死に方がねー、1周目は不覚にも感情移入して、なんでこんなことに！って憤慨してたのだけど、見事な引き際だと思うんだ（生存ルートあったら大喜びする自信はあるけど）。そういう点では最初に殺された先輩も。これは単純に、私が「（愛情・愛憎故に）貴方をこの手で殺したい」系より「貴方に殺されたい」系の方が好きだから。世のヤンデレは前者が優勢っぽいので中々難しいところです。話がずれた。
　口では物騒なことを言いつつ、作中のポジションは「主人公の親友」で、実際主人公を支えつつ叱咤激励もしたり全体のまとめ役のまま死んでしまったので、すごいまともに見えるのがノベルゲーの限界なのかなあとも思ったり。もっと危ない部分を（プレイヤーに）見せた上でまとも側にいたのなら、さらに好きになってた。

　他、感想としては……七緒が女の子なことも、黒幕が先生なのも、ほぼ確信しながら読んでいたので驚きはなかったな。先輩殺したのが亮也なのも間違いないと思ったし、まあどんでん返しを楽しむ物語ではないから、それでどうこうってこともなかったけど。
　あと、そうだ。主人公モテすぎだろ！　三角…四角？　五角？　何角か思い出せないけど何この泥沼ー。ここまでぐちゃぐちゃだといっそ清々しいかもしれない。生々しい三角関係よりは。